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「古さ」と「新しさ」

設計の福崎です。
先日愛媛の松山、道後温泉まで旅行に行ってきました。

明治時代から続く道後温泉本館。
夏目漱石「坊ちゃん」の舞台で有名ですが、今もなお多くの温泉愛好家を引き寄せています。

個人的には道後という名前だけだと古い昔からの伝統ある場所というイメージでした。
が、今は街全体がリノベーションを進行させており、そのような古い魅力と新しい息吹が融合している街だと感じました。

メインストリートとなる「道後ハイカラ通り」を歩くと、その融合が色濃く反映されているのを実感できます。
伝統的な木造建築の隣には、スタイリッシュなガラス張りのカフェがあり、
地元の職人による伝統工芸品を扱う店舗の向かいには、まるでアートギャラリーのような土産物屋が並びます。
こうしたコントラストが、道後温泉の新旧の魅力を際立たせています。

リノベーションされた街を散策する中で、印象的だったのは、
地元産の素材をふんだんに使った料理を提供する店の数々。
特に鯛そうめんは視覚と味覚を通じて「古さ」と「新しさ」のハーモニーを体験させてくれました。
(食べる前に写真を撮るのを忘れてしましました…すいません!)

また、店の多くは、訪れる人々に対して温かいもてなしを提供しています。
店主自らがその地域の歴史や文化について語ってくれることもあり、
その話を聞くことで、道後温泉の魅力をより深く理解することができました。
こちらは道後温泉というより松山の人達全体がそのように温かい方が多い印象を受けました。

夕方には、商店街の灯りが幻想的な雰囲気を演出し、昼間とは一味違った道後温泉の顔を見ることができます。
坊っちゃん時計の近くにある足湯では、旅の疲れを癒やしながら、心地よい風景を眺めることができました。

道後温泉では「古き」も「新しき」も、それぞれが互いの価値を高め合いながら共存しています。
そして、そのバランスの取れた融合こそが道後温泉を訪れる多くの人々を魅了し続ける理由なのだ強く感じました。

また機会を作って道後へ赴き、さらに進化した街を追いかけて行きたいものです。

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