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社員コラム

音楽の夏

こんにちは、新嶋です。今月のコラムを担当させていただきます。

連日暑い日が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
徒歩通勤の私は毎朝ヘトヘトになりながら途中でコンビニにドリンクを買いに立ち寄るのがマストになっています。
そんな私ですが、今月長年の夢が2つ叶いました。今回はその紹介ができればと思います。

みなさんは「ジブリとディズニー、どっちが好き?」と尋ねられたらどのように答えますか?
この質問、私の世代ではある程度定番のようで、少し仲が深まってくるとほぼ100%の確率で話題にあがります。
私には弟が2人いるのですが、ちょうどジブリ派とディズニー派に分かれています。
完全な私の主観ですが、日本では大体半分ずつに分かれるのではないかと思ってます。
私は優柔不断かつ欲張りなので、この質問をされると心底困ります。魅力を感じる部分が異なるからです。
それぞれの作品で違う魅力がありますが、共通して大好きなのが音楽です。
そしてジブリにもディズニーにも数々の名曲を手がけた巨匠がいます。
アラン・メンケンと久石譲です。
そんな2人のコンサートがどちらも今月(7月)東京で開催されまして、休暇をいただき行って参りました。

まずは7月1日、東京国際フォーラムで開催された「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ feat.アラン・メンケン」に行きました。
このコンサートは2部制となっており、1部はアラン・メンケンのソロピアノパフォーマンス、2部はブロードウェイキャストとオーケストラによるステージでした。なんて豪華な…。
初めてアラン・メンケン本人の演奏を目の当たりにし、その歌唱力はさることながら「なんて楽しそうに魅力的に演奏をするのだろう」と感動しました。
まさに音楽の神様がそこにいました。
特に「Friend Like Me」では、ジーニーがもつユーモラスな雰囲気をアレンジして表現してくださったのが印象的でした。楽曲間には曲が誕生したエピソードや背景が語られ、MCのハリー杉山さんが訳してくださっている際も次の曲の前奏を弾きはじめるなど早く演奏したくてたまらないといった様子にも胸を打たれました。
そしてアンコールはまさかの「コンパス・オブ・ユア・ハート」‼ 最高の選曲です‼
会場もこの日一番の盛り上がりでした。息つく暇もないほど数え切れないほど楽曲を演奏してくださり、感謝しかありません。

次に、つい先日(7月17日)行って参りました、東京ドームで開催された「久石譲×ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 スペシャルツアー2025 スタジオジブリ フィルムコンサート ツアーファイナル」についてです。
1作品目の『風の谷のナウシカ』で「鳥の人」が流れた瞬間に泣いてしまい、ハンカチ2枚に、タオル1つと万全に準備していった甲斐がありました。
「鳥の人」は母がよくピアノで弾いていた曲なのでその懐かしさもあり、大空を飛ぶナウシカの姿や作品の情景も浮かんでくるこの曲を聴くと胸がいっぱいになります。大人になって聴いていないわけではない(寧ろよく聴いている)のに、聴くとどこか懐かしい気持ちになるのが久石さんの楽曲の魅力の1つだと思います。
公演中のどこかでは感極まって泣いてしまうだろうと予想しておりましたが、まさか自分が『崖の上のポニョ』で泣くとは思ってもいませんでした。子供のとき(公開当時は8歳でした)と大人になって改めて見るのでは、感じるものが変化する作品だと思います。
ポニョが宗介の元へ海の上を駆けてくるシーンやラストのシーンの映像と壮大な音楽が見事にマッチしていて、子供の純粋さと愛が伝わってきて涙が止まらなかったです。音楽と映像がマッチした見事な演出、素晴らしかったです。個人的にはアンコールで「Ask me why」が聴けてうれしかったです。メロディが美しくて大好きな楽曲です。
何度でも聞きたくなる、見たくなる公演でした。そして作品自体も見直したくなる素晴らしいコンサート、ありがとうございました。

どちらのコンサートも盛り沢山の内容(曲数)だったにもかかわらず、彼らが生みだした名曲はまだまだあるのが何よりもすごいところだと思います。
今回演奏されなかった曲もいつか聴けることを願って、彼らの曲を聴きながら次の機会を楽しみにしています。次回は特に好きな「Something There/愛の芽生え」と「人生のメリーゴーランド」があると嬉しいです。
2人の生演奏を聴くことが幼少期からの憧れだったので今年の夏は忘れられない夏になりました。

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