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リアルとバーチャルを考える

こんにちは。設計担当の日高です。

もう11月も半ばを過ぎ、だんだんと‟寒さ”を感じるようになってきました。
秋の肌寒さとはまた違う、冬の寒さですね。

新型コロナウイルスの感染者の数の増加も落ち着き始め、街にも少し活気が戻ってきたなと感じています。
商業施設や娯楽施設、街を行き交う人々、電車内での混雑、どれも数か月前とは様子が違います。違います、というより、戻ってきたと考えるのが正しいですね。

人々の行動は戻りつつありますが、2年前とは明らかに違うと感じるのはバーチャルやネットを通じての交流です。このコロナ渦でリアルが失われつつある中で、世界中の人々が考えて新たな世界を生み出しているような、そんな感覚があります。
パンデミックだけでなく、あらゆる有事に直面した際には文明は急激に発展すると言われていますし、今私たちが日常的に使用しているものもそのような有事の際に急に発展したものだったりするのです。そう考えれば、ここ二年に起きた急な生活や働き方の変化は数十年後には当たり前になるのでしょうね。

バーチャルのメリット、デメリットは様々にありますが、そこで一番わかりやすいのは時間の有効活用かなと考えます。移動時間やコストがほぼゼロになる。しかし、同時にリアルの良さというのもバーチャルを体験するたびに感じるものがあります。
旅行のバーチャルツアー、コンサートの有料配信などなど、様々な形でのサービスが出てきましたが、そこはやはりリアルにはかなわないと思っています。
旅行で長い時間をかけて飛行機に乗り、外国に行くのはやはり大変で時間も使うのもですが、目的地に着いた時の間隔はただ視覚と聴覚で得られるバーチャルの世界とは違います。現地に到着した時のにおいや気温、湿度の違いなどはまだまだバーチャルでは難しいでしょう。
匂いをバーチャル上であらかじめ設定することはできるかもしれませんが、リアルでの感じ方はひとりひとり違うものです。

外国の人が日本に到着した時、「味噌のようなにおいがする」「醤油のようなにおいがする」「石鹸のようなにおいがする」と感じるそうですね。バーチャルがどれだけ発展してきても、リアルでしか得られない感覚、感動は大切にしていきたいと思います。
展示会、イベントもリアルとバーチャルのそれぞれの良さを追求していけるような取り組みを進めていきたいですね。

とはいえ、このバーチャルの発展は非常に楽しみでもあります。
我が家ではVRでウユニ塩湖で見る南米の星空が見られるようにしているのですが、バーチャルであってもあれは非常にいいものです。もちろん、いつかはリアルで。と、思っております。

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