Thanksgiving
こんにちは。陳です。気付くともう年末ですね。今年お世話になった方々に感謝の気持ちを伝えるとともに、来年に向けてのご挨拶をする人も多いと思います。台湾も同じですが、年末年始にお客様や知り合いにご挨拶周りします。前回台湾の話の続き、今回は台湾人への贈り物に注意点についてご紹介させていただきます。
NGとされる贈り物
・タオルやハンカチ日本ではタオルやハンカチは贈り物の定番ですが、台湾人へのプレゼントには絶対ダメです!台湾では「涙をふく時に使う」という意味合いが強く、お葬式の時に配るものや香典返しに贈るものとされていますので、お年寄りの方には絶対NGですね。また、恋人と別れる時にタオルを贈るという習慣があり、「タオルは別れを意味する」のためプレゼントには贈らない方がいいという説もあります。
・傘/時計
どれも発音が理由で縁起が悪いと思われています。傘の発音は「サン」といいますが、別れを意味する「サン(散)」と同じ発音だから、散り散りになることを連想させてしまいます。時計も発音が理由で、「ジョン(鐘)」といいますが、終わりを意味する「終」と発音が同じです。さらに、時計を贈ることを、台湾では「送鐘(ソンジョン)」と言い、これも最期を看取るという意味の「送終(ソンジョン)」と発音が同じことから、縁起が悪くタブーだと言われています。
・靴
その理由は靴を贈ることに「この靴を履いて私から遠ざかってほしい(去ってほしい)」という意味が込められているからです。プレゼントに靴を贈る機会は少ないかもしれませんが、知らないうちに人を傷ついてしまうかもしれませんので、注意しましょう。
・ロウソク/キャンドル
ロウソクやキャンドルは、お葬式や人が亡くなった際に使用するもの(特に白の蝋燭)なので、プレゼントとしては避けた方が良いです。特にアロマキャンドルなどは人気が高く、プレゼントとしても人気が高いですが、贈る際は相手が不快になってしまわないように配慮が大切ですね。
また、日本でお祝いに使われている白ののし袋は台湾ではNGになります。白一色になってしまうのは縁起が悪いと思われ、避けた方が良いですね。お祝い時にふさわしいのは赤だといわれています。お年玉や結婚式の招待状なども同じ、基本は赤色を使われています。ちなみにですが、現金を送る際にお金の額は偶数の方は縁起が良いとされています。しかし4は死を連想させてしまいますので、避けた方がいいです。色んな注意点がありますが、タブーに触ってしまっても一番重要なのはお祝いや感謝の気持ちをちゃんと相手に伝えることですね。
最後、感謝の言葉のミニコーナーになります。
ありがとうございます。
→謝謝(シェイシェイ) ※中国語
→ドーシャー、ガムシャー ※台湾語