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社員コラム

「顔」の重要性

こんにちは。設計担当の福崎です。

東京オリンピック・パラリンピックが終りました。
私はもともとチケットが当たっておらず、何にせよテレビ観戦ではあったのですが、
本来の熱気とは違う雰囲気に少し寂しさを覚えました。

街中にはまだオリ・パラ関連のデザインがそこかしこにありますが、
少しずつ剥がされて、いずれ記憶と記録の中にのみ残っていくのでしょう。
その頃には良い思い出になっていてほしいと思います。

設計業務としては、図面を引くのみではなく
サイン構成、グラフィックデザインも存在します。
造形が「身体」ならばグラフィックは「顔」と言ったところでしょうか。
お客様により良い提案をする中で非常に重要なものです。

東京オリンピックの「顔」であるエンブレムは一目で日本・東京で開催されると分かる様、
日本古来の文様である「市松模様」をあしらわれた、
日本らしさが伝わる意匠が施されたデザインとなっています。

過去のエンブレムを見ても、その国々らしさをあらわした、個性豊かなデザインが並んでいます。
たまにこじつけにしか見えなかったり説明を見てもよく分からない前衛的なものもありますが、
その点今回のエンブレムは非常にわかりやすい、良いデザインだと感じました。
(ただ、そこに至るまで色々トラブルがありましたね…)

私も「何を表現したいか」「何を伝えたいか」が一目でわかるようなデザインが作れるよう、
普段からアンテナを貼ってエンターテインメントを見続けて日々精進したいと思います。

そういう意味でも、今冬の北京オリンピックが楽しみです。
(無事に開催されますように!)

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