
台東区大河ドラマ「べらぼう」活用推進協議会 様 台東区大河ドラマ館外装等整備業務
竣工日:2025年 2月
設計・施工:株式会社エフ・デザイン(株式会社藤田建装、株式会社フジタリード企画)
台東区民会館9階に開設される「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」の外装等の共用部のデザイン及び施工について、公募型プロポーザルが行われ、㈱エフ・デザイン(㈱藤田建装、㈱フジタリード企画)の提案が採用された。 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は、江戸のメディア王といわれた蔦屋重三郎が主人公の大河ドラマで、江戸時代の吉原が舞台となっている。そのため台東区民会館においても、舞台地・吉原の雰囲気の再現や、吉原細見の序文を書いた平賀源内にちなんだ「からくり」をテーマにしたデザインとしている。
入口のオートドアを吉原大門に見立て、ドアが開くと大門の提灯のロゴが現れて、奥のドアには仲之町の桜の浮世絵が見える仕掛けになっている。
1階の吹抜け部分は、既存の縦格子を活かして、喜多川歌麿の「扇屋十二美人張見世」という浮世絵を貼り格子越しの遊女に見立て、歌川芳虎の「甲子楼葉那」という妓楼の浮世絵を2階に貼り、吉原の妓楼を再現した。
9階までのエレベーターの扉には、東洲斎写楽の「三世大谷鬼次の奴江戸兵衛」と「市川蝦蔵の竹村定之進」の大首絵の影絵を描き、扉が開くとポップな浮世絵が現れるからくりで9階までタイムスリップする仕掛けとなっている。
9階の共用部は、歌川広重の吉原の浮世絵を壁紙に貼り、バナーで花魁道中を表現し、吉原の仲之町を再現している。また、影絵の浮世絵をフラッシュ撮影すると、その仕掛けがわかる別の絵柄の浮世絵が現れるというフラッシュプリントや、見る方向によって異なる浮世絵が見えるベローズプリント、ロウソクの熱で影絵が回転する江戸時代に作られた回り灯籠など、様々なからくりを凝らし、大河ドラマ館やお土産館までのアプローチも楽しく賑わいのある空間としている。